NPO法人はなぶさ学園の地域資源活用事業です。当園は子供たちの命を守る活動を通して有害鳥獣問題、放置竹林問題に取り組んできました。
長野県南信州(14市町村)広域で、放置された竹林と有害鳥獣の問題に対する事業を進行しています。これは、地域課題として取り組むべき重要なテーマとなっております。これらの背景に、鹿革のレザークラフト教室や柿渋染め、竹の活用活動を通じて、地域の資源を有効利用し、地域住民の意識向上と経済活性化を図り、また観光資源としても位置づけ、地域の魅力をさらに高めることを目指しています。
有害駆除された南信州の鹿革を使ったワークショップを体験できます。
南信州の地域資源を生かした鹿革の小物づくりを体験しませんか?
駆除された鹿革を持続可能な日常使いの革小物へと生まれ変わらせる、特別なクラフト体験です!
革を繋いで作る新しい形のワークショップで、一緒に私達の未来も考えませんか?
鹿を知り、地域を知り、手づくりに没頭する時間、本物に触れる時間を楽しんでください。
今捕らなければならない理由(環境省)
https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5/imatora_fin.pdf
鹿革レザークラフト体験
開催日2023年10月~2024年2月
体験料500円
<体験場所>
ハナブサハウス
飯田市本町1丁目11番地
10時~17時不定休
<お問い合わせ先>
担当 木下
09041329946
kawadoraku@gmail.com
エコフレンドリーなQRコード看板
竹と鹿革でQRコード看板を作りました。
竹と鹿革のエコフレンドリーコラボです。
骨組みの竹ひごは中川村の竹を使い
骨組みを繋ぐ鹿革のチェーンは南信州の有害鳥獣の鹿革を使いました。
飯田市は皮革産業の町でもあり、株式会社メルセンと宮内産業株式会社があります。
メルセンは鹿革の鞣しで有名で、宮内産業は革の最高級であるコードバンを主力商品として生産しています。
鹿革のパーツを繋ぐ部分と、QRコードが印してある部分にはコードバンを使いましたので、まさに南信州地域が生んだQRコード看板です。
鹿革もコードバンもタンニン鞣しの革を使っているため、環境に優しく、時間と共に美しい経年変化を楽しむことができます。
※竹ひご(たけひご、竹簽・竹籤)は、竹の茎を細かく割ってつくられた細い棒である。
竹は材としては中空の筒であり、繊維が縦方向に強く配列する。そのため、縦に刃を入れると簡単に割れる。割れたものは横方向によくしなるが、柔軟で折れにくく、弾力性に富む。また、引っ張りに対してとても強い。
竹ひごは、この性質を利用し、竹を細かく割って細長い棒状に加工した物である。太さ数mmになっても丈夫で、曲げても簡単に折れないことは、普通の材木では見られないことである。逆に、ゆっくり曲げれば大きく変形することも利用価値を高めている。加熱すればU字型に曲げることもできる。それに竹を細く割ることも削ることも比較的簡単なために量産ができる。ついでに先端を尖らせると刃物並みの切れ味が出せるので、そのように加工した物が竹串である。
竹ひごは、この性質を利用して、単なるまっすぐな棒としても、曲げて結び合わせるなどして様々なものを作るのにも使われる。竹から自作してもよいが、既製品もある。
※コードバン
数ある革の中でも“最高級”と評される「コードバン」。キメ細かな、美しい艶に高級感が漂います。コードバンとは元々馬のお尻部分の皮です。一般的な、表面を残してなめされた革と違い、皮膚組織の内部にある厚さわずか2mm程度の「コードバン層」と呼ばれる部分だけを削り出したものがコードバンの革となります。
皮からコードバン層を傷つけずに削り出すには、熟練の技が必要です。削り出す作業工程が「宝石採掘」に似ていることや、希少性、仕上がりの美しさから「革の宝石」「革のダイヤモンド」とも呼ばれています。
※タンニン鞣し
「タンニンなめし」は太古の昔から行われていた伝統的な方法で、ミモザやチェスナットといった植物の樹皮から抽出したタンニン(渋)を含む溶液に、濃度の薄い槽から高い槽へと約2ヶ月かけてじっくりと漬け込みます。手間も時間もかかる上に広大な敷地を要するため、国内では数少ない製法となってしまいましたが、原皮に負担をかけず肌目から芯までタンニンの成分が浸透するため、出来上がった革は収縮が少なく堅牢で、使うほどに馴染んで深い色合いに変化していくのが特徴です。
放置竹林問題と有害鳥獣問題解決に向けた
南信州各地域の取り組みを紹介します。
放置竹林って何が問題なの?
放置しておくとなぜいけないの?
どうして解決できないの?
放置竹林について学んでみましょう
松川町中央小学校で竹を活用してヤギ小屋を作りました。
松川町だけでなく、飯田市、高森町、豊丘村の有志も一緒に製作してくれました。
下伊那農業高校畜産部と明治大学建築学科がタッグを組んで竹を使った竹鶏小屋を作りました。
その竹鶏小屋作りの経験を活かして、竹ベンチを製作しました。
竹ベンチは南信州環境メッセで高い評価をいただきました。
アンケートにご協力ください。みなさまのアイデアを形にします。